Cheri +で連載中の大人気BLマンガ「ギヴン」。
2019年7月よりフジテレビ「ノイタミナ」でのアニメ化され放送が開始しています。
とにかくキュンキュンしすぎてしんどいこのマンガ！1人でも多くの方に読んでいただきたい！！
そんな「ギヴン」のオススメポイントや読みどころなどをご紹介したいと思います。
漫画「ギヴン」のあらすじ内容・ストーリー解説
バンドでギターを担当している高校生、上ノ山立夏は学校でたまたま知り合った、弾けない名器のギターを持っている同級生の佐藤真冬からギターを教えてほしいと頼まれます。
めんどくさいながらもお人好しな立夏は、バンドメンバーであるドラムの梶秋彦やBassの中山春樹にも引き合わせ、ギターの扱い方を教え始める。
ある日耳にした真冬の歌声に感銘を受けた立夏は、自分のバンドで歌ってほしいと真冬を誘うも断られてしまう。それには理由があって…。
漫画「ギヴン」が面白い＆推したい3つの理由
- 日常と音楽と恋愛のバランスが神レベルなストーリー構成
- メンバー4人のそれぞれの恋愛事情が深い！
- 脇キャストたちの個性すら輝きすぎている
日常と音楽と恋愛のバランスが神レベルなストーリー構成
ギヴンのオススメポイントとして、まずはずせないのがストーリー構成が神レベルなところです！
何と言っても各キャラクターたちの個性のバランスが絶妙だし、読んでいて感じる作者キヅナツキさんのセリフの言葉選びのセンスのよさとテンポの生み出し方。
ただの「音楽もの」でも「恋愛もの」でもない、彼らの日常生活の中に「音楽」と「恋愛」がバランスよく存在しながらストーリが進んでいくんです。
音楽的描写だけでもかなり丁寧で緻密にこだわりを感じる描かれ方で、楽器のセッションやLIVEシーンは躍動感はまさに圧巻！！
読みながら体力の消費がハンパないし、息をすることも忘れそうなほどに紙面から伝わってくるパッションにやられてしまいました。
もちろん、恋愛部分もすごいんです。
ストーリーの中で時折顔を出す、真冬と秋彦それぞれの過去の失恋。
これが立夏と真冬、春樹と秋彦の各カップルの関係性に大きな影響を与えるんですが、切なさで震えて泣きながら萌えること必至です。
メンバー4人のそれぞれの恋愛事情が深い！
次のオススメポイントがメンバーそれそれの恋愛事情について。
このギヴンは、高校生組の立夏と真冬、大学生組の春樹と秋彦の2組のカップルの恋愛が展開されますが、恋愛に至るまでのバックグランドが深くて深すぎて、故にもがき苦しむ様もより深く苦しくて、まさに沼なんです。
ふわふわ天然無自覚キャラな真冬とぶっきらぼうな世話焼き立夏は、お互いに言葉で気持ちを伝え合うことが苦手で、すれ違いながらも音楽を通して距離を縮めていきます。
知らない真冬を目の当たりにするたびに言葉にならない感情に振り回される立夏と、過去の恋愛の束縛に苦しむ真冬の恋の行方がどう展開していくのかを、ぜひ読んでいただきたいです。
秋彦に一目惚れし片思いしていたことを隠しつづけてきた春樹と、失恋した相手とズルズル同棲を続けている秋彦にも衝撃の展開が待っています。
未練に苦しみながらも逃れられない生活を送る秋彦のクズっぷりに限界寸前の春樹……2人の展開は個人的に最も注目していただきたいところです。
読んだ後は呆然としてしまうほどに気持ちを持って行かれてしまいました……。
脇キャストたちの個性すら輝きすぎている
ギヴンにはメインキャスト4名の他にもいろんな脇キャラが出てきます。
その脇キャストのメンバーも個性豊かなメンバーが揃っていて、メインさながらの存在感を放っています。
まず外せないのが秋彦の失恋相手にして同居人、村田雨月。
秋彦のことが大好きなのに、音楽の才能が邪魔をしてお互い別れるしかなかった2人。
出てくるキャラの中でも一際不器用で繊細な彼は、別れてもなお秋彦のことを開放してあげられない。
そんな雨月が個人的には一番大好きなキャラです。ホント愛おしくて抱きしめたい！
そして、真冬の幼なじみ鹿島柊も大事なキャラクターのひとり。
真冬の元カレ由紀とも幼なじみで、真冬と由紀についてよく知るギター弾きです。
柊の負けず嫌いな性格が立夏とすごく似ていて、2人が一緒に出てくるシーンでは思わずクスっと笑ってしまうお気に入りな部分です。
あと紹介しておきたいのが、春樹の友人タケちゃん。
春樹のピンチなときに絶妙な距離感で寄り添ってくれる、いてくれてありがとう的友人代表です。
まだまだ紹介したい脇キャストたちもいるんですが、それぞれに脇キャストのバックグランドもしっかり設定が盛り込まれて、ストーリーの柱を支えているんです。
彼らのその個性がまぶしすぎて、メインキャラそっちのけで雨月推しになってしまったくらいなので、このギヴンの魅力は細かなところにまで散りばめられていると感じます。
漫画「ギヴン」はオススメできる？私の総合評価
| 読みやすさ | |
|---|---|
| 面白さ | |
| 画力 | |
| ストーリー・設定 | |
| 期待度 |
最新5巻までを読むと、映画を1本観終わったような重厚感に包まれることでしょう。
メインキャストはじめ、脇キャストたちをも個性あふれるメンバーそれぞれの心情や想い溢れるストーリーは強烈にリアリティがあり、しばらく世界観から抜け出せなくなるほどでした。
とてもとても繊細で推敲なドラマで、出てきたキャラクターみんなを抱きしめてあげたくなったほどに愛おしかった。
まだ原作は続いているので、これからも彼らの恋を全力で見守り応援していきたいです。ぜひ1人でも多くの方にこの作品の素晴らしさが届くことを願います。
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