生徒間で秘密裏に何年も続いてきた伝統、カーストゲーム。
この学校で過ごす生徒にとってカーストは絶対――。
スクールカーストをテーマにし、根強い人気を誇るカーストヘヴン。
7年以上に渡る長期連載がついに完結し、最終巻が発売されました。
そこで今回はカーストヘヴン8巻の紹介をしていきたいと思います!
カーストヘヴン8巻のネタバレ感想!
「カーストヘヴン8巻」緒川千世
【出版社】リブレ
【レーベル】ビーボーイ
キングから降ろされた狩野。そして語られるエノの過去とは
梓を救ったせいで狩野はギャラリーからキング失格とみなされてしまいました。
そのままギャラリーの暴力の標的はターゲットの梓ではなく墜ちた元キングの狩野へ!
梓は自分の手以外でキングから落ちた狩野への怒りをぶつけようとしますが、あつむ・久世・神楽によってその場から連れ出されてしまいました。
そして神楽は事の元凶、エノと自身の過去について語りだします。
エノは自分の知らないことを教えてくれる神楽に懐き、神楽もそんなエノに自尊心をくすぐられていました。
いつも一緒だった2人は中学入学で学校が別々になって離れることに。
エノは嫌がりますが、神楽に背中を押されてしまったので泣きながらも離れることを選びます。それでも2人の仲が疎遠になることはありませんでした。
しかしある夜、弱りきったエノが神楽の元に訪ねました。
実は学校で素行不良の先輩グループとつるんでいたエノは慰みものにされたのです…。
エノは心から信頼している神楽に言葉じゃなく行動で慰めて欲しいと求めますが、それを神楽は拒絶。
エノを自分に依存させないために突き放した神楽の行動と言葉が、彼の心にトドメを刺してしまいました。
梓は何度も助けを求めていたにも関わらずエノの手を取らなかった神楽を、エノと向き合い、傷つく覚悟がなかったせいだと責め立てます。
しかしそれは神楽自身も理解していました。
それでも本当の自分を晒す怖さには勝てなかったのです…。
狩野の元へ向かった梓は彼になにを伝えるのか
週明け、再びカーストゲームが行われることを知った梓は狩野が入院させられている病院へ。
でも狩野には会わせてもらえず、雪が降る寒空の仲で梓は一人門の前で座り込んでしまいました。
そんな時、病室を抜け出した狩野が梓の元へやってきます。
2人で河川敷を並んで歩きながら、梓は次のカーストゲームで決着をつけようと狩野に勝負を挑みました。
でも狩野は今回でカーストゲーム自体から降りることを告げます。
その理由はカーストで武装していない状態で梓と触れ合っていたいから。
しかし梓はたくさんの格差や壁が阻んでくるこの世界で、カーストという武装がないと狩野と繋がる方法が分からないと涙をこぼしました。
そう訴える梓に狩野は「そんなものがなくても繋がれる」と諭します。
そして狩野は梓の選択を見届けるため、梓を送り出します。
走り出した梓はいままでなぜこんなに強くあろうとしたのか、なにを求めていたのかに気づきました。
梓がようやく手に入れた、自分の人生を肯定できる存在が狩野だったのです。
そしてやってきたカーストゲーム当日。梓は母親に見送られて登校します。
2-1最後のカーストゲームが始まる…!
始まったカーストゲーム。
あつむと久世はどのカードも選ばない、カーストからの離脱を決めます。
梓は決着をつける前にあつむにこれまで善意を無下にしてきたことを謝り、感謝します。
そして梓は今回もまたちょっかいを出そうとするエノを追いかけます。
梓から逃げ切ったエノでしたが、現れた大昇にナイフで腹を刺されました。
刺されてもヘラヘラ笑って煽るエノに大昇がもう一度刺そうとしたとき、梓が止めます。
さらにそこに来ていた神楽がエノを抱きとめてこれまで突き放してきたことを謝ります。
謝った神楽は自分の弱さを吐露し、もう一度エノに触れたい、負けてしまわないように手を握って欲しいと伝えました。
もう一度、2人でならやり直せるという神楽の言葉にようやく糸が解けたエノは腕の中で泣き崩れてしまいます。
やるせない大昇も、梓に言葉で受け止めてもらうことで復讐心を治めました。
全てを許した梓はキングのカードを探しに走り出します。
生徒が集まる中、頭上からバラまかれた大量のトランプが降ってきます!
そして梓が掴んだカードは……キング。
数日が経ち、屋上にはキングのカードを燃やす梓と見守る狩野が。
狩野と梓はお互いの気持ちを確かめ合うように身体を重ねました。
彼らの選んだ結末
けっきょくカーストゲームはキング不在で棚上げになりました。
卒業式当日。
卒業生である巽は梓の声につられて一団から離れますが、その後ろには白い手袋が――。
クラスメイトが巽を探しに来ますが、そこには巽が胸につけていたリボンだけが取り残されていました。
一方、梓と狩野は面倒な行事をサボるため学校を抜け出します。
そして2人がサボる中、あつむは在校生代表として贈る言葉を読み上げます。
10年後の彼らをちょっと覗き見♪
ここからは連載時にはなかった加筆ページを少しご紹介しますね♪
・久世×あつむ
あつむは教師になって母校へ戻ってきていました。久世はベンチャー企業勤めのイケてる会社員。
久世の嫉妬深さとあつむの淫乱ちゃんっぷりも健在です。先生プレイが見れますよ♪
・仙崎×巽
狩野議員のもとで働く巽は土地買収に助力してもらうための交渉中。黒塗りの車内で交渉を相手しているのは、おそらくチャイナマフィアになったであろう仙崎でした。
3巻ぶりの仙崎×巽、巽からのご奉仕プレイもあります!!
・狩野×梓
財務省勤務で次の選挙出馬が期待される狩野とスクープを狙う記者になった梓。
10年経った今でも梓は狩野を追いかけ、隙あらばスクープをすっぱ抜いてやろうとその時を虎視眈々と狙っています。
もちろんイチャエロもちゃんとあるので、いつもの2人を味わいつつ恋人として甘い2人も味わえます♪
まとめ
ついに最終巻を迎えて、完結した嬉しさと同時にもう新しい話が読めないという悲しみに襲われますね…。
修学旅行編以降ずっと作品に荒波を起こし続けた張本人であるエノがああなってしまった原因が辛すぎて、8巻で過去を知ってからこれまでの巻を読み返すとまた違った読み方が出来そうです。
ようやく結ばれた狩野×梓。ついにというか、やっとと言いますか…笑。
最終巻にして梓が強がる理由などがちゃんと語られて、より梓を好きになる巻でしたね!梓に対して初めて素直になる狩野もまたたまらなかったです。
そしてコミックスの際に10年後の彼らを加筆してくださった緒川先生には本当に感謝しかありません。
大人になったみんながまた魅力的すぎるので、雑誌で連載を追っていた方にもぜひ読んで欲しいです!!
またいつかどこかでカーストヘヴンの彼らに逢えると嬉しいですね♪
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