「この人はゲイなのか?」漫画の取材、作画の参考資料と称し、際どいやりとりを進めていく二人の駆け引きに手に汗握ります。
嘉島ちあき先生のコミック「先生、もうダメですっ」1巻。
ノンケBL好きの私はワクワクしながら読み進めました。
一言で言うと、「ノンケ攻め、ノンケ受け好きには超おすすめ!」と言っていい作品でした!
ネタバレあり!「先生、もうダメですっ」のすべてをラストまで解説
気鋭のBL漫画家の正体は…なんと男!?
主人公の獅子王真澄(ししおうますみ)は、出版社の編集者。男なのに少女漫画誌からBL雑誌へ配属され、BLのツボがわからず悩む日々を送っていました。
そこで、編集長から渡された同人誌の中から、目にとまったのは「ミス・アッキーナ」という名前の作家でした。
「ちんぽが…異様にうめえ…」
そんなところに惹かれ、会う約束を取り付ける真澄。
女性好きの彼はどんな女性が来るのかとワクワクしながら待ち合わせ場所に着くと、そこに現れたのはグレーのスーツを着た、爽やかで真面目そうな男性でした。
「男――ッ!??」
ミス・アッキーナの正体は、本業がサラリーマンの秋庭悟(あきばさとる)。
気を取り直して打ち合わせをした結果、スカウトに応じた秋庭。そのまま別れた真澄は、「ゲイなんじゃねえの?」という疑念を抱きます。
不安なまま仕事を始めた二人ですが、仕事に関しては普通にこなす秋庭に、真澄はほっと胸を撫で下ろします。
そんな中、秋庭からかかってきた電話。
「そちらに仮眠室のようなものはありますか?」
不思議な質問に首をかしげる真澄ですが、呼び出されたカフェに向かいます。
そこで真澄は秋庭から「BL漫画作画のためのモデル」を頼まれます。
なんでも、今までは兄にモデルを頼んでいたのだが、兄に恋人ができたため断られてしまい困っているのだとか。
二つ返事で承諾した真澄ですが、なんと行き先はラブホ。
そこで濡れ場の参考にするために下着一枚になってほしいと頼まれ、これも承諾。
作画のため、と納得している真澄ですが、どんどんと過激になっていく写真撮影に心が乱される真澄。
そしてついに二人はキスしてしまいます。
「ありがとうございました」
何食わぬ顔で帰っていく秋庭と、ラブホに取り残された真澄。
「完全に空気に飲まれた…」
ノンケなのにキスしちゃった…悩む真澄に秋庭は…
勢いに飲まれてキスをしてしまったことに戸惑う真澄。
顔色すらも変えなかった秋庭を思い出し悶絶している間もなく、彼との仕事は続きます。
先生はゲイなのか? それとも……。答えが出ず、悩む真澄。
そんな気持ちのまま、真澄は作画資料のためにラブホでの撮影を続けます。
ある日、「絡みの写真資料が撮りたい」からと、真澄は秋庭とベッドの上で絡みのポーズを取ります。
間近で見る秋庭の体には妙な色気があって、真澄はドキドキします。
ドキドキしているうちに、股間に固い感触が…
念仏を唱え誤魔化そうとする真澄ですが、結局勃起してしまったことがバレてしまいます。
「男でもいいから抜いてほしいと思うものですか?」
秋庭の問いに、真澄は「可能ならそれでもいい…かな?」と答えてしまいます。
「貴重なご意見をありがとうございます!」
秋庭は、参考になったと言いそのまま帰宅してしまいます。
「抜いてくれんじゃねーのかよッ!?」
叫ぶ真澄ですが、いや、仕事相手だし…とつかの間冷静さを取り戻します。
気を取り直してラブホ備え付けのテレビ(男女AV)で抜こうとする真澄ですが、どうしてだか抜けない…
妄想の中では、色っぽい表情でよがる秋庭の姿がありました。その姿を妄想して結局抜いてしまい、真澄は罪悪感にまみれてしまうのでした…
そして後日、編集長に声をかけられた真澄は、「アッキーナ先生のネームは少し物足りない」と言われてしまいます。
BLはボーイズラブの略。恋愛モノ。もっとトキメキを入れてほしいと編集長は力説します。
編集長は言います。
「我、欲するはッ!!読者が思わずキュンッ♡としちゃうような!なにかッ!」
秋庭との打ち合わせでそのことを話すと、秋庭はBLならではのドキドキ感や気持ちの変化というものが、よくわからないと言います。
「なら、俺としてみますか?デート!」
何を言ってるんだ俺は、と内心焦る真澄ですが、秋庭はあっさり承諾。
「しましょう、デート!」
こうして、男同士のデートが始まります。
ドキッ!ノンケ男同士の駆け引きデート!
デートとの名目に、きちんと気合いを入れて来た真澄。
でも秋庭はいつものクセと言ってスーツを着て来る始末。
しかもきちんと一日のスケジュールを決めてくるという完璧ぶりに、はあ…と息をつくしかない真澄です。
不安になりながらもまず映画館へと向かう二人。
映画作品をじっと真面目に見ている秋庭を見て、真面目だこと、と真澄は呆れてしまいますが、のちに入ったカフェでいきなりノートを取り出し作業を始めます。
映画のプロットを忘れないうちに整理したいという秋庭に、本当にデートする気があるのかといぶかしむ真澄。
真澄は水族館で意を決して秋庭の手を握ります。
すると秋庭はしばらくして、ぴとっ、と真澄の腕に自分の腕を絡めてきます。
「今日はカッコイイです」
自分がときめかされてどうするんだ、と恥ずかしがりながらも呆れる真澄は、結局先生はゲイなのかそうじゃないのか、悩むことになります。
デートの最後、結局取材のため写真ばかりを撮っている秋庭に、真澄はふてくされながら、デートなんだから俺のこととか見てくんねーと、と拗ねてみせます。
「じゃあ、ドキドキさせてもらえませんか?」
その言葉に、ついに真澄は触れるだけのキスをします。
「どうですか、しました?」「全然」
仕返しのように秋庭から送られたキスに、真澄は戸惑います。
でも、ドキドキしない、どうしたらドキドキを感じられるか…と秋庭は言います。
その問いに、真澄はもうセックスぐらいしかないと答えます。
「なら、ちょっとセックスしてみませんか?」
ついに先生とセックス。その後、意外な展開に…
流されるままに真澄はラブホへと向かいます。
直前まで悩んでいた真澄ですが、こんな状況になっても淡々とした秋庭に前戯をほどこします。
丁寧な前戯に秋庭は反応を示し、勃起していきます。
だんだんと反応のよくなる秋庭を追い詰めるように、乳首などを愛撫していきます。
「センセーってM?」「早いですね」
言葉で責めながら真澄は挿入します。
セックスの最中まで漫画のことを考えている秋庭に、真澄は「いい加減ちゃんと俺のコト見てくださいよ」と言って秋庭を責めます。
「ま、待って…」「そんなにココ気持ちいいの?」「はい…きもちい…です」
急に放たれた秋庭の言葉に、真澄も絶頂を迎えます。
事後、煙草を吸いながら、真澄は秋庭にゲイなのかと聞きます。でも、どうやら違うよう。
「うーん。あ、同棲?住んでみます?僕と」
ゲイなのかバイなのか。
恋愛感情がよくわからないと言う秋庭は、なんと同棲を提案してきます。
「いいですよ。同棲しましょう」
目指せ100万部、というのが建前で、本音は秋庭に興味を持ってしまったという真澄。
こうして、二人の奇妙な同棲生活が始まります。
同棲したらヤリ放題!? のはずが…?
同棲初日、はりきって部屋を片付けた真澄。
同棲したらヤリ放題…と期待したのもつかの間、秋庭が連れてきたのは兄とその恋人。
引っ越しの手伝いを頼んだのだと言いますが、ヤる気満々だった真澄はさっそく出鼻をくじかれます。
真澄が誘いをかけても、原稿が進んでいるからと拒まれます。
おかしくね?と悶々としながらも、真澄は夕飯を秋庭に作ってあげたりと、普通の同棲生活を過ごします。
そんな中、秋庭はなんと世界的に有名なアニメ監督、秋庭忠の息子だということが判明します。
別に驚くことでもないと言う秋庭。
そして夜。一緒に寝ようと提案する真澄。
もちろん寝るだけで済むはずもなく、セックスになだれ込みますが…すぐに終わってしまいます。
翌朝、寝ている間にさっさと出勤してしまう秋庭。
隣には誰もいない。なんか思ってたのと違う。
そう思いながら真澄は仕事をこなします。
ですが、その後終電で帰宅した真澄は、テーブルの上にメモとお弁当が置かれているのを見て「こういうのもいいな…」とときめきます。
その日、真澄は秋庭から飲み会で遅くなると連絡があります。
一人で待っていると、そこに現れたのは泥酔した秋庭。
酔うと普段の様子からまったく変わってしまっている秋庭は、色気のある表情で真澄に「ただいまのキス」をします。
「先生、もうダメですっ」1巻感想まとめ
ノンケ同士の「ゲイなのか、ゲイじゃないのか?」という疑念や、編集者と漫画家というビジネスライクな関係から始まる二人。
真澄はノンケながらもヘタレなところもあってカワイイですし、秋庭先生は真面目すぎるがゆえの反応や酔ったときのギャップがかわいかったり…
そんな二人の同棲生活の今後が気になりますし、終盤で明かされた、有名アニメ監督秋庭忠の息子であるという情報。
「トキメキ」とはどういうものなのか、それを探るため同棲を始めた二人。
二人の今後はどうなっていくのか気になる…
ノンケ同士のカップリングが好きな方には、とてもオススメできる作品です!
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